動物

 

1. サワガニ

サワガニ(くろんど園地)
サワガニ(くろんど園地)

 サワガニは日本でただ一つの淡水に住むカニです。普通オスは右のハサミが大きく、メスは左右がだいたい同じです。サワガニは雑食性で、普段石の下にいて夜に活動しますが、雨の日は日中でも活動し、川から離れて森や路上にいることがあります。 サワガニはきれいな水に住むので環境の指標生物になっています。 

2. ジョロウグモ

五線譜のようなジョロウグモの巣
五線譜のようなジョロウグモの巣

 クモは昆虫と良く間違えられますが、昆虫ではありません。ご存知のようにクモは糸を出して網を作りますが、7種類の糸を使い分けているそうです。クモの糸は世界で最も強いと言われていますが、共食いするため量産することが出来ませんでした。しかし最近クモと同じ特性の糸が作れるようになったとのニュースを聞きました。

 クモが生きていくのには餌となる色々な昆虫が棲む多様な森の自然が必要です。クモは環境の自然度を表わす指標生物となっています。

3. アカガエルの産卵

 アカガエルは冬眠しますが、まだ寒い2月に出てきて水の中に産卵してまた眠ります。何故こんな寒い時に卵を産むのか? それは天敵のいない間に卵を産むためだと言われています。卵塊はゼリー状で中には多数の卵がが入っていて3月末ころにはオタマジャクシになります。近年アカガエルの産卵する水辺の環境が少なくなり見られなくなっています。

4. ノウサギのフン

くろんど園地の交歓広場
くろんど園地の交歓広場

 くろんど園地では時々ノウサギを見かけます。

近年園地では草原がなくなり生息数は減少しているようですが、フンは結構頻繁に見かけます。

 ノウサギは草食ですが、消化能力が低いので自分の出したフンをもう一度食べて栄養を吸収しています。

5. カスミサンショウウオ

カスミサンショウウオの卵のう
カスミサンショウウオの卵のう

 カスミサンショウウオは両生類でで、10cm程の大きさのサンショウウオである。

成体は水辺近くの落ち葉や朽木、石の下などに住んでいるが、2~5月に湧水中に写真のような卵を産む。オタマジャクシのような幼生は初夏に変態・上陸する 

 

 限定された環境を生息場所としているため環境変化に弱く近年は減少して絶滅危惧種になっている。 

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