ちはやチームは大阪府の南部、千早赤阪村にある「ちはや園地」を中心に、ガイドウォーク、石窯ビザづくり、ナイトハイク、星空観察、ハイキングなどのイベントを行っています。近日開催予定のイベント情報はこちら。
※参加者の写真は事前に許可をいただいうえで掲載しています。
5月3日(土)金剛山でニリンソウ観察の自主研修を行いました。この日もニリンソウ目当てで金剛山を訪れる人が多く、バスは満員でした。
金剛山カトラ谷にはニリンソウの群落があり、毎年この時期見ることができます。毎年見ていても、改めて見ると群落美しさは圧巻で、癒されます。大勢の方が訪れるわけです。
今回の研修では
1.ニリンソウの名前の由来の「二輪咲くから」というのは本当なのか?
2.生息する環境、生存戦略について
3.ニリンソウの形態や葉
4.ニリンソウの花の形・色。イチリンソウとの違い。
5.図鑑が解説していないニリンソウの器官は
などについて実際に観察して確認し、下記のようなことがわかりました。
1.二輪咲いているものもあれば1輪のみのものもある、ネット調べによると生存戦略のため一気に二輪咲かさずに、一輪ずつ時間差で咲いているのではないかとのこと。
2.林内や林縁の湿った半日陰地に群生している。
3.葉は全体的には、五角形状で、大きく3つに分裂する。同じキンポウゲ科のトリカブトの葉によく似ている。
4.白い花弁に見えているものは萼片で5枚ある。内側は白で外側は薄いピング。蕾は薄いピンク色。イチリンソウは一輪のみで、ニリンソウよりかなり大きい。
5.図鑑では詳しく解説されていないが、花茎の基部に2枚に小さな葉のようなものが出ている。ネット調べによると苞ではないかとのこと。
その他ニリンソウ意外にも、ウワバミソウ、ネコノメソウ、トウゴクサバノオ、サイゴクサバノオ、ナベワリ、ヤマシャクヤク、イチリンソウ、エンレイソウ、バイケイソウ、ヤマルリソウ、ヤマトグサ、ツクバネソウ、ハナネコノメ、ユキザサ、ヒトリシズカ、ミヤコアオイ、カタクリ、ヤマブキソウ、クリンソウ、ミヤマカタバミ、チゴユリなどが観察できました。
まだ見ていない方は、是非一度行ってみてください。(ogi)