「パークレンジャーと園地を歩くハイキング2」をほしだ園地で実施しました。当初はくもりの見込みでしたが家をでる頃に大雨に変わり、本日の活動に暗雲が立ち込めましたが、皆さんの日頃の行いが良いのか集合する9時頃には小雨に変わってひと安心。
私市駅前で自己紹介のあと、本日の予定について説明し、二班に分かれて、さー出発です。下見と同じコースを見て回りましたが、1週間しかたっていないのに見られる花々が変わっていることに驚き、更に講座生の方々が植物に詳しいことにも驚かされました。
10:30頃ピトンの小屋に到着し、園地の方への紹介、北部備品の説明などをしてから、ぼうけんの路を通って星のぶらんこに到達し、橋の説明後、景色を堪能しながら、やまびこ広場まで行き昼食をとりました。天候が悪いためかハイカーさんが少なく、ゆっくり自然の説明をすることができました。
昼食後はせせらぎの路、まつかぜの路を通ってやまびこ広場にもどり、展望台からの観望を楽しんでから管理道を降りてピトンの小屋まで戻りました。
ピトンの小屋でのふり返りでは下記のようなコメントをいただきました。
・ほしだ園地は他の園地に比べて吊り橋やクライミングウォールなどが
あり、自然と触れ合うきっかけになると思う。
・橋の塗装の話など自然以外の事も興味が沸いた。
・雨の後であまり出かけたことがなかったが、空気感がとてもよかった。
・野イチゴ、サクランボなど実を食べたのが面白かった。シダの芽吹きが
幻想的だった
・サルトリイバラの葉に付いたルリタテハの幼虫を見られて良かった。
花や虫の話を聞いてゆっくり歩けて良かった。
・丁寧な説明で楽しいハイキングができた。280mの吊橋にびっくりした。
・野イチゴの味に驚いた。グループで歩くと色々な視点があり新しい発見が
あって面白かった。
・よく整備された園地だと思ったが、暗くなったところもあり手入れが必要
なところがあると思った。
16時にピトンの小屋で解散しましたが、皆さんお疲れ様でした。天気が悪くてもいつもと違う発見や楽しみ方があることに気づかされました。
参考資料:ほしだ園地マップ
パークレンジャーと園地を歩くハイキング第一回を実施しました。
この講座の狙いは各園地を歩いて知ってもらうこと。そしてチームのレンジャーと交流し仲間となって活動を知ってもらうことです。
トップバッターとして、ツツジの花が見ごろのなるかわ園地を中部チームのレンジャー4名の案内で講座生の皆さんと歩いてきました。
前日までの天気予報では午後に雨が降るかもしれないということでしたが、当日は暑くもなく寒くもなく、雨も降らず、風も強くないというハイキング日和でした。9時に瓢箪山駅前に集合し、瓢箪山稲荷神社を経由してらくらくセンターハウスに到着。ここで自己紹介、アイスブレイク、コースの説明、注意事項の確認をして、まずはツツジ園に向かいました。
途中、らくらく登山道の由来やこの道の特徴である、樹木を上から見下ろして観察できることや、咲いている花の説明などをしながらツツジ園に到着。満開は2、3日前とのことでしたが、それでも十分に満足できるほどの咲き具合でした。ツツジ園から旗立山を経由して森のレストハウスに行き、ここで昼食休憩。
昼食後レンジャーが以前に撮影していた写真を使って生駒山系の自然の説明をしましたが、アサギマダラの写真を見せていた時、講座生の一人からこのアサギマダラは自分がマーキングしたものだとの話が出、偶然の出会いにみんな驚いた次第です。その講座生の方から思わぬレクチャーを受けることができ、レンジャーも含めて新しい知識を得ることができました。
その後、ぼくらの広場からの素晴らしい大阪平野の眺望を堪能してから、なるかわ園地休憩所を経由して神津嶽ふれあい広場に到着。ふり返りワークシートの記入、今回の感想の発表などを実施しました。枚岡神社創祀の地に立ち寄ったのち、らくらく登山道にて下山、瓢箪山駅前噴水広場にて解散しました。
ふり返りでは、講座生の皆さんから次のようなコメントがありました。
・ツツジがとても見ごたえがありました。来年も来ます。
・今までの聞いたことのない花や植物に出会い勉強になった。
・自然観察が少しづつ楽しくなってきた。
・今まで写真でしか見たことのない花を実際に見ることができ感動した。
・らくらく登山道が車いすでも登れるようになっているのに驚いた...等。
生駒山系の自然の豊かさに驚いたという感想が多く述べられていました。
一方チームのレンジャーからは以下の様な刺激や気づきを受けました。
・講座生の皆さんの自然に対する興味の高さや知識の豊かさに驚かされた。
同時に我々が教えられることが多くあった。
・珍しい花など見つけると、急に立ち止まり観察や写真撮影などを始める
ことが度々あったが、後から歩いてくる人への気配りも必要だと思う。
・講座生の皆さんは、結構健脚でほぼスケジュール通りに進行できた。
・ケガや事故もなく終了できたことは安全管理上何よりのことでした。
これから、夏、秋、冬、もちろん春もまだまだ中部園地の見どころは多くあります。講座生として、これをきっかけとして是非ほかの季節、ほかの園地の自然も味わいにまたやってきていただけたらと思います。
参考資料:なるかわ園地マップ
当日の様子
私市から歩いて、くろんど園地で第二回講座「自然観察と野外ゲーム」を実施しました。
9時に私市駅前に集合し、自己紹介および安全の注意を行いました。動物名で集合というゲームを通して3班に分かれてもらい、月の輪の滝下の広場までグループ毎に移動しました。道中ではアカメガシワ擦出、モチツツジの手触りなどで自然を楽しみました。月の輪の滝下の広場ではアイスブレイクとして葉っぱジャンケンというゲームを行い、葉っぱにも色んな形があることに気づいてもらいました。
すいれん池まではネイチャービンゴを行いながら歩きました。グループ(多人数)で探すことにより、一人では気づかないようないろんな色や音、形が確認できました。すいれん池休憩所でビンゴの結果確認を行い、皆さんに景品をお渡しすることができました。休憩後、交歓広場を目指して管理道を散策し、交歓広場では、咲いているオオイヌノフグリ、ムラサキサギゴケ、タンポポなどの花をルーペを使って観察し、おしべ、めしべ、花びらの特徴を細かく観察しました。普段見ることのない小さい花に皆さん感動していました。
案内事務所の前の広場で昼食をとったあと、八つ橋でカタクリやミズバショウの観察を行って第2キャンプ場の広場に行きました。山側の落ち葉が堆積しているところで腐葉の観察、寝転んでの自然観賞を行いました。最後に自然観察の仕方・考え方のレクチャを聞いて今日の振り返りを行いました。
ふり返りでは、
・土壌の観察はあまり経験がないので面白かった、土壌が自然の循環に深く
かかわることを納得
・ネイチャービンゴではチーム全員で協力して探すことができた
・寝転んで空を見上げて、風を耳と肌で感じとれ、その流れを想像して楽し
かった
・花には蜜標があって虫たちを呼びこみ受粉させる仕組み、それぞれ意味が
ある(ルーペで観て)
・冬の間に枯れているように見える草や木もちゃんと春の準備をしている
などの気付き、感想がありました。
参考資料:自然観察について ネイチャービンゴシート 野外ゲーム
当日の様子
私市にある大阪公立大学附属植物園で、第一回講座「開講式/大阪府民の森とパークレンジャー」を実施しました。
午前中は、会議室でスタッフの紹介、開講の挨拶、オリエンテーションを行い、その後、外に出てアイスブレイクを行いました。午後からは、「府民の森誕生の物語り」と「パークレンジャー誕生の経緯と歩み」についての座学を行い、府民の森は大阪府政の開始から100年を記念して、又生駒山系の自然を守るために作られたこと。パークレンジャーが「人と自然をつなぐ」パイプ役として「活動を通じて色々な自然を分かり易く伝える」ことで「人々に自然を大切にする人になってもらう」活動をしている事を学びました。
ふり返りでは、
・参加者の緊張を解きほぐし仲間を知るためのアイスブレイクゲームで
お互いを知れたし参考にもなった
・今までは自然を漫然と見てきたが、今後は注意深く見つめて学び新たな
楽しみとしたい
・大阪府民の森の成り立ちやパークレンジャーの歴史・役割などが理解できた
・この講座で自然の事を学び、自然と利用者をつなぐパイプ役と
なっていきたい
などの気付き、感想がありました。
参考資料:府民の森誕生物語 府民の森パークレンジャーの歩み
当日の様子