コロナ感染拡大で会議室での実施をやめて急遽Web講座に変更しました。内容は、園地の写真2題を見て、キャッチコピーを考えるアイスブレイクでスタートし、企画の考え方について座学を行いました。
企画とは「思い」を「かたち」にする事であるというところから始まり、「思い」をもとに、「企画のねらい」を考えるということを学びました。
次に企画とチラシの位置づけ、催し実施までの過程について聞きました。
最後にワークショップで講座生が各々「自然の大切さを伝える」という思いをベースに、企画書を作成して募集チラシを作って発表しました。
以下講座生が考えた企画アイデアです。
①「自然の不思議 新たな発見を見つけに....」
動植物はどんな感じで生きているのか自然観察します。
➁「秋をいっぱい 見つける!遊ぼ!食べよ!」
晩秋に、ゲーム、落ち葉で焼芋作りをします。
➂「植物発見 ウォークラリー」
地図に書かれたヒントをもとに、花や草木を見つけます。
➃「○○山登山道整備隊」
道標の修理、倒木の処理等、ハイキングを兼ねて行います。
➄「初夏の早朝ハイキングとゆったりヨガ」
朝の涼しい時間に自然観察をして、日陰でヨガをします。
⑥「園地の散策と森の標識を作ってみよう」
園地の標識の修復と、ビュースポットの紹介標識を作成する。
初めてのZoom講座で慣れないところはありましたが、短時間のなかで皆さん思いを込めたチラシを作成されていました。
ふり返りでは、「企画を考えるのは難しいが、色々な催しやアイデアがあって面白いと思った」、「実際に催しをするのは難しそう/皆と一緒にやれれば良いと思う」、「Zoomになったのは仕方ないが実際に集まってやりたい」などの気づきや感想がありました。
補足の資料: 催しの企画と募集チラシ、チラシの作り方、講座生の募集チラシ
今回はパークレンジャの催しに参加してみるということで、6人の講座生が7/3(日)実施の「あじさいハイキング」に参加しました。
生野区民センターで、第6回講座「救急法Ⅱ応急手当」を講座生、在期レンジャーの16人の参加で実施しました。
内容は、今まで各自が遭遇した事故の紹介をアイスブレイクとしてスタートし、応急手当の考え方、止血法、傷病者の搬送法等を学び、昼食後は、三角巾の扱い方、各種包帯法の実習を行いました。
応急手当について、前回の「だいじなこと」の資料と同じ内容になりますが、繰り返しておきます。
傷病者が発生したら 次の点注意して応急手当を行います。
① 落ち着く (冷静になり、気持ちを落ち着かせる)
② 救助者自身の安全を確保し、2次事故の防止に努める
③ 傷病者を安静に保つ (力づけて、こころの支えとなる)
の以上です。
ふり返りでは、「三角巾の用途の多さにびっくりした。これからリュックに入れる。」「三角巾の使い方はすぐ忘れるので繰り返し実習する必要がある」「傷病者搬送でレジャーシートが使えるのには感心した/これから面倒臭がらず持って行く」などの気づき、感想がありました。
当日の様子
枚方市総合文化芸術センター別館で、第5回講座「救急法I救急救命」を実施しました。
講師として、枚方寝屋川消防本部より3名、受講者は16名(講座生と在期生)で行いました。
内容は、一次救命処置についての講義、続いて胸骨圧迫とAEDの実技講習を受け、最後に止血法、気道異物除去、熱中症対応の話を聞きました。簡単ですが、一次救命処置のポイントを以下に述べます。
・119番通報から、救急隊の到着までの時間は、平均9分とのことで、この
間にその場に居合わせた人が、処置を行い救急隊に引き継ぐことになる。
・倒れてる人がいたら大声で応援を呼ぶ、119番通報とAED依頼をする。
周囲の状況を確認後、呼吸が無ければ、胸骨圧迫を始める。
・AEDが来たら、AED装着し、音声ガイドに従う。
・胸骨圧迫は、救急隊に引き継ぐまで、または疾病者に呼吸や目的の ある
仕草が出るまで続ける。 以上です。
振り返りでは、「倒れた人を想定して胸骨圧迫やAEDの使い方体験できてよかった。」「実際に倒れている人がいる時に救命の作業ができるか不安だが今までよりは少し自信が出てきた。」「最初の10分が大事だというのが良く分かった。」などの気づき、感想がありました。
当日の様子
ちはや園地で第四回講座「野外活動の安全管理」を実施しました。
金剛山ロープウエイ前に集合して、百が辻―伏見林道―寺谷のルートで山頂へと登山しました。
ちはやTの皆さんと自然観察を行いつつ、自然の危険、注意すべき事を、ピックアップしていきました。
昼食後、転法輪寺―ダイトレー最高地点を経由して、ちはや星と自然のミュージアムを訪れ「野外活動の安全管理」の座学をおこないました。座学は、講座生より、本日の野外活動で安全管理について気づいたことの報告を行い、その後、ちはやTから レンジャーの具体活動における安全管理事例説明、ついで、安全管理の総論の話をしました。
安全管理においては、危険を予知し、理解して、予知した危険については、徹底して、対策と監督をおこなう事が、肝心です。 普段なにげなく感じている「ヒヤリ」「ハット」 を、全員で共有することで、大きな事故も避けることができます。
パークレンジャーの活動を継続する上で、安全管理は、欠くことの出来ない、基盤となるものです。パークレンジャー協会の全員が、同じ意識で安全管理を徹底することで、今まで、大きな事故もなく活動できたと、言えると思います。
振り返りでは、「リスクを正しく理解し、無理なく自分にできることを実践します」、「参加者を募って何かを行う場合は、責任が発生することを再認識した」「安全管理に対する意識が高いことわかった」 自然観察においては、「ヤマガラが手からエサを食べてくれたのが今日一番だった」 などの色々な気づき・感想がありました。
当日の資料 野外活動の安全管理 補足説明資料 安全管理マニュアル
当日の様子
なるかわ園地で第三回講座「自然解説をしてみよう」を実施しました。午前中、中部Tの皆さんの案内で、らくらく道を自然観察しながら
ふれあい広場までハイキング。
午後は「インタープリテーション」(自然解説)の考え方・やり方を聞いてから、「葉っぱ一枚の観察から伝える」というテーマでそれぞれ自分の解説プログラムを作って対象物の前で話をしてもらいました。
「インタープリテーション」とは物事を人に伝える活動のことです。
自然解説は自然のことを分かり易く人に伝えることですが、自然の解説に限らず、観光地でのガイド、美術館のガイド、掲示物やビデオの説明など全てインタープリテーションです。解説者はインタープリターと呼ばれます。
自然の解説は、生きものの名前や専門的な知識がないとできないと思い勝ちですが、決してそうではありません。
例えば、葉っぱを観察して色々な形や感触、匂いがあることが分れば植物の多様性が伝えられます。葉を透かして見たら葉の中にたくさんの網目模様が見えます。これは人で言えば血管と同じで水や栄養物の通り道と言えば植物が人と同じようにして生きているということが伝えられます。また葉に穴が開いていて、何かが食べた跡だと分かったら植物と他の生きものがつながっていることが伝えられます。このように、自然のことを伝えるのに、その基本的な仕組みや人と自然の関係を知っていれば多くのことが伝えられます。
ふり返りでは、色々な視点で自然を見ることができるのが分かった。自然の解説ができるようになるには、日頃からの学びと観察、話す体験を繰り返すことが大切。これから話の引き出しを増やして行きたい。一方的に話をするだけでなく、相手の興味を引き出すための投げかけが必要。自然を見て疑問や不思議に思うことが大事だと思った。...など色々な気づきがありました。
当日の資料: らくらく登山道、インタープリテーション、
当日の様子
第二回講座「自然を観察してみよう」をむろいけ園地で実施しました。あいにく朝から雨で園地へは、バスで行くことになりました。
講座ではアイスブレイクの後、
五感で探すネイチャービンゴでお目当ての自然を探しながら園地を見て歩きました。雨の中でしたが色々なものが見られ、参加者は興味津々であっという間に時間が過ぎました。
午後はビンゴの観察で見たものを紹介し合い、まとめの話で自然観察をする時の見方や考え方や、自然観察が色々なもの事につながっていることを学びました。ふり返りでは、「雨でも色々な自然が見られてよかった」、「今まで何度も園地に来たが、じっくり自然を見たことがなかった。これからは見方が変わると思う」、「ルーペの観察は別世界で面白い。色々なものを見てみたい」、「去年の講座で屋外実習ができなかったが参加して良かった」などのコメントがあり、皆さん自然観察での物の見る目が変わったようです。
当日の資料: 自然観察について
私市植物園で、第一回講座「自然の大切さを考えるワークショップ」を実施しました。
午前中は、アイスブレイクゲームをして参加者の打ち解けをしてから「府民の森誕生の物語り」と「パークレンジャーができた経緯」を話しました。
午後は、「自然とはなに?と聞かれたらどう答える」か考えてもらった後、「自然の大切さを考えるワークショップ」を実施。2グループに分かれて色々な意見や考えを出し合ってまとめをチャートにして発表してもらいました。
ふり返りでは、アイスブレイクゲームが楽しく、後のワークがスムーズにできた。自然とはなにか?や自然はなぜ大切か? など考えたこともなかったが、クループの話し合いで色々な考え方があることが分かって良かった。「大地は子孫からのあずかりもの」という言葉はもっと広めたい。など多くの気づきがある一日となりました。
資料参照: 府民の森について、府民の森パークレンジャー、自然の大切さ
当日の様子