2017年度パークレンジャー養成基礎研修

2017/11/12(日) 第15 回講座 「ボランティア」、「終了式」 中央会館

     全講座を終えて活動を紹介
     全講座を終えて活動を紹介

 2017年のPR養成研修も最終回を迎えました。最終回はボランティアの話を聞き、全講座を終えて25期講座生に終了証を渡しました。
 ふり返りでは、初めは不安だったが多くの人と巡り合い、色々な考え方に接することができて良かった。講座のプログラム構成は流れがあり内容も分かり易かった。自然の大切さを分かり易く伝えるために今後も勉強して行きたい。自分に何ができるかまだ分からないが、ワクワク、ドキドキで臨んで行きたい。などのコメントがありました。
 午後は入会の諸手続きと活動全般の説明してから所属園地と諸活動の申し込みをしてもらいました。今年は15名のレンジャーが誕生しました。新レンジャーの皆さん、これから色々な活動にチャレンジお願いします。活躍を期待しています。講座資料「ボランティア」、「これからも学ぶ」 

2017/10/29(日) 第14 回講座 「催しをやって見よう!」 ほしだ園地

 第14回の講座をほしだ園地で、A、Bチーム合同で実施しました。
10/22(日)予定のAチーム「わんぱく村自然体験のゲストティーチャー」が台風で10/29に延期になり、またBチームの「Natural Craft」も10/29日実施予定でしたが、再び台風の雨で中止となってしまいました。
 
 しかし催しは中止しましたが、講座としては園地の倉庫を借りてA, Bチームの講座生が互いに主催側、参加者側になって、計画した催しの要所をデモして催しの雰囲気を体験しました。

 ふり返りでは、クラフト材料の集めるのが大変だと思った。クラフトでバラバラに参加者が来る時に話の仕方が難しいと思う。年齢差のある子どもたちに丸太切りの指導をするのは難しいと思った。雨の日の対応で連絡網をしっかり決めておく必要がある。催しは中止になったけれど発表の場があってよかった。メールでの情報伝達能力をあげたい。などのコメントがありました。

 

 「催しをやって見よう」の講座を通じて、計画内容の話し合いや募集チラシ作り、材料集めや準備作業、そして安全管理を考えるなど催し実施のプロセスを学び、仲間と連携することの大切さを知ることができたと思います。

講座生の皆さまお疲れ様でした。 

2017/10/14(土)、15(日) 第13回講座 「催しの下見」

10/14(土) くろんど園地

 Aチームの下見を実施しました。午前中は森林整備部の皆さんと一緒にヒノキの伐採してキャンプ場に搬入しました。午後は会場の確認と各アクティビティーの打合せを実施しました。  

             ヒノキ伐倒           キャンプ場で打ち合わせ

10/15(日) ほしだ園地
  Bチームの下見をしました。生憎の雨でしたが、現場確認と室内での打ち合わせなど準備作業をしました。クラフトの見本は北部チームの皆さんにアドバイスをもらいながら完成することができました。   

  ピトンの小屋で打ち合わせ        クラフト見本の作成中

2017/9/23(土) 第12回講座 「この木何の木?」ほしだ園地

 第12回講座「この木何の木?」をほしだ園地で実施しました。森林整備で主に切る木、残す木の視点で園地にある常緑樹、落葉樹を見て歩きましたが、途中ヒヨドリバナにアサギマダラやって来て一瞬撮影タイムとなりました。
 やまびこ広場下の八ツ橋で昼食。午後、締めくくりの樹木クイズをした後、A、Bチームに分かれて10月の催しの打ち合わせをしました。

2017/9/9(土) 第11回講座 「森林整備II 雑木林」くろんど園地

 森林整備部の皆さんに参加いただいて、森林整備体験II雑木林を実施しました。くろんど園地第2キャンプ場前の広場にて、雑木林のことを座学で学んだ後、ササ刈り体験、常緑低木の間伐、枝払い、玉切り、集積などの作業を体験をしました。
 ふり返りでは、雑木林は手入れが必要だと言うことが良く分かった。作業はしんどかったけど、整備が終わった後を見ると綺麗になって満足感がある。ついつい力一杯にやってしまうので、ゆっくりマイペースでやることが必要だ。今後も森林整備に参加したいなど。意欲的な感想が多数ありました。日中は暑かったですが、木陰に入ると爽やかな1日でした。

2017/8/20(日) 第10回講座 「クラフトに挑戦!」

 むろいけ園地工作館の研修室でネイチャークラフトの講座を実施しました。ネイチャークラフトは、パークレンジャーの活動で良く実施するアクティビティーですが、講座ではサクラの丸太切りをしてから、それを台座にして自然素材を使い自由に創作するクラフトと、刃物を使いサクラの小枝で鉛筆とモックンのキーホルダーを作りました。

 ネイチャークラフトは楽しいアクティビティーですが、パークレンジャーとしてクラフトができるようになると同時に、クラフトを通じて参加者に自然の大切さを伝える視点を持つことが大切です。素材の特徴や、色々な生き物との関わり、人の自然材料の利用について伝えるなど。

 自然素材は放っておくといずれは朽ちて行くものですが、ドングリやマツボックリなど色々な素材に触れながら、自分の創造力と想像力を駆使してでき上がった作品には、新たな生命のようなものを感じます。
 なお、刃物は怪我をするというので最近はクラフトに敬遠され勝ちですが、刃物は使い方を知って使えば危険なものではありません。刃物は元々人の生活に必要なもの作るための道具です。刃物は手指で色々な使い方をすることから、人のは脳を鍛えると言う一面もあります。正しい刃物の使い方を指導するのもネイチャークラフトの一部だと思います。

          出来上がった自由創作クラフト

 ふり返りでは、時間を忘れて楽しんだ。たくさんの自然素材があるのに驚いた。クラフトで子どもたちに自然への関心が高まることが実習で分かった。自分は工作が下手だと思っていたが、素材選びから楽しく作っていく内に時間が過ぎていた。クラフトは誰にでもできる、だれにでも参加できるモノづくりだと思う。それぞれできあがった作品に個性があって面白い。お金で買えないようなものを感じた。材料を集めるのが大変だと思った。などの気づきの声がありました。暑い一日、講座生の皆さん、スタッフの皆さん、お疲れ様でした。

当日の資料:丸太切りマニュアルネイチャークラフトの考え方

2017/8/6(日) 第9回講座 「催しの企画と募集チラシ」

「私の思い」の発表
「私の思い」の発表

 8月6日(日)、「催しの企画と募集チラシ」を実施しました。
 「催しの企画」では、まず、研修生の「自然について伝えたい思い」をそれぞれ発表。皆さんの熱い思いが次々発表され、自然に対する思いの強さを感じました。講義では、その「思い」を「自然体験の催し」という形でビジターに伝える企画の考え方や注意点、プロセスなどを説明し、最後に各自オリジナルの企画を作成し発表しました。「自然観察」や「アウトドアクッキング」など面白そうな企画が沢山ありました。中には「蚊」の生態を観察する企画などオリジナリティあふれる物もありました。

      キャッチコピーの発表
      キャッチコピーの発表

 「募集チラシ」では、まず広報の必要性やチラシの作り方のコツや注意事項などを講義。次に、チラシのキャッチコピー作りの練習。各自の選んだ写真にキャッチコピーを考えて発表。思わず参加してみたくなるようなコピーが沢山ありました。
 最後には、各自でオリジナルの手書きチラシ作り。日常なかなかしない作業でしたが、1時間足らずの短時間で作成して各自一人ずつ発表、午前中に作成した企画とつながり、すばらしいチラシが完成しました。

受講生から寄せられた主な感想は下記のとおり。
・皆さんの自然に対する真剣な思いがよくわかった。
・実際の活動の一部を具体的に実感することが出来た。
・広報の必要性がよくわかった。
・企画立案もチラシ作成も初体験で、苦労したが何とかできてよかった。
・思いを形にするのは難しくもあり苦労もあるが、やりがいもある。
・企画立案もチラシ作成もひとりでは出来ないので、チームでのダブルチェックなどコミュニケーションの重要性を感じた。
・なかなかアイデアが浮かばず上手くできなったが、でも楽しい講座でした。

研修生の作成チラシ

 

 

 当日の資料は以下参照下さい。

催しの企画とは.pdf
PDFファイル 136.3 KB
チラシの作り方.pdf
PDFファイル 85.4 KB

2017/7/16(日) 第8回講座 「野外料理に挑戦!」 くろんど園地

       アイスブレイクゲーム
       アイスブレイクゲーム

 くろんど園地で「野外料理に挑戦!」を実施しました。パークレンジャーの自然体験活動の一つに野外料理があります。かまどで火を起こしたり飯盒で炊飯するなど、野外料理の基本と、その安全・衛生管理について学びました。メニューはおにぎりと肉じゃが、そして講座生が差し入れてくれた野菜でサラダ、デザートにわらびもちとバナナケーキと盛り沢山でした。焦げたご飯もありましたが、皆で協力して作った料理をワイワイ言いながら食べた味は格別でした。ふり返りでは、野外料理は初めての経験だった。火加減が難しかった。出来た料理がすごく美味しかった。役割分担を明確にしておくことが大事。などのコメントがありました。私たちの普段の生活では野外で直火を焚いて、飯盒でご飯を炊いたり、料理をすることは少なくなりましたが、野外での火焚き・炊飯・調理の仕方、仲間と協力することや野外料理の楽しさや美味しさを知るとともに、万一の時にサバイバルできる力を身につけることの大切さを学びました。

2017/7/8(土) 第7回講座 「救急法II」室内講座

 日赤の講師を招いて応急手当の講座を実施した。アイスブレイクゲーム交えて、応急手当の基本の考え方を聞いた後、ペアを作ってお互いに傷病者と救助者役となって止血や応急手当の実習をしました。講座生の皆さん、三角巾の色々な使い方には感心したようです。最後に傷病者を見立てたシミュレーションでは戸惑いながらも、全員が役割を分担して救助にあたっていました。

 ふり返りでは、三角巾の色々な使い方を知って感心したこと。実際に使えるように何回も繰り返して訓練することが必要だ。シュミレーションは、はとても興味深く、なかなかうまく動けなかったが、現場を想定した訓練は大変大事....。などたくさんの気づきを得た講習会となりました。(2017/7/11な)

2017/6/24(土) 第6回講座 「森林整備I」(くろんど園地)

 森林整備部の皆さんの指導の下、くろんど園地さんさくの森の人工林で「森林整備I」の講座を実施しました。午前中は座学で里山、森林の働き、手入れの必要性、ロープワーク、道具と安全管理を学びました。午後は人工林に入り、ヒノキの伐倒体験をしました。初めての体験の講座生が多く、ノコの使い方、ロープ掛け、受け口や追い口の作り方、ローピング、枝払い、玉切り、そして皮むきまでを実習しました。
 ふり返りでは、思いの外体力を使ったが、倒した時の感激やヒノキの香りが良かった。皮を剥いた時の感触が良かった。チームワークが必要だ。森づくりをやって見たい。安全に配慮した活動が必要だと思った。ロープワークが確実に出来るようになりたい。育った木を切るのは少し気が引けるが、手入れの必要性が分かった。森の仕事は奥深くて楽しそう。などの感想のありました。

この日は、蒸し暑さも加わって体力を消耗した一日でしたが、皆さん何となく心地よい疲れをした様子に思えました。当日の資料はコチラをご覧ください。

2017/6/10(日) 第5回講座 救急法I「救命手当」(室内講座)

意識の確認
意識の確認

 日赤の講師を招いて救急法I「救命手当」を実施しました。大半が救命手当の講習を受けたことがあるとのことでしたが、基本の救命手当の考え方や、人形を使って実際に一連の作業はやったことが無い人がほとんどでした。この日、講師から救命の基本の話を聞いた後、体位の移動、意識の確認、人工呼吸、心臓圧迫、AEDのセット...と仲間で連携して作業ができるまで、何回も練習をしました。ふり返りでは、今までに講習を受けたことがあるが、ここまで詳しく訓練したことは無かった。予想以上に体力がいると思った。実際にできるかどうか心配。実際の場面では勇気が必要。繰り返し練習することが大事だと思う。AEDが身近なものに感じられるようになった..など。多くの気づきがある一日となりました。

2017/5/28(日) 第4回講座「野外活動における安全管理」(ちはや園地)

 金剛山~ちはや園地の登山道で第4回講座「野外活動における安全管理」を実施しました。午前10時金剛登山口集合で研修開始。今回はハイキングでの安全管理をテーマに、ハイキングの下見をするという設定のケーススタディーで、各自想定される安全管理上の注意点を考えながら登山道を歩きました。

 コースは千早本道、ダイトレを経由してちはや園地へ歩くコース。研修生は3班に別れ、ちはやチームのメンバーがスタッフとして各班に付き、アドバイスや自然解説を交えながら歩きました。メモを取りながら歩く人、頭に留める人など、様々....。いやになるほどの千早本道の階段でしたが、一人も脱落することも無く無事山頂に到着しました。

 この日は快晴で、日の当たるところでは暑いくらいでしたが、日陰に入ると涼しく、しばらくじっとしていると体が冷えてくるぐらいでした。
 山頂は先日のテレビ放映の影響か、大勢の人が訪れていました。

 昼食後はダイヤモンドトレールを少し急ぎ足でちはや園地へ。到着後はちはや星と自然のミュージアム2階でふり返り。

 ふり返りでは、各班ごとに気づいた安全管理上の注意事項についてまとめて発表。その後、JPA安全管理マニュアルを配布・説明し、また安全管理5カ条を研修生が音読して確認し、安全管理の必要性や基本的な考え方について学びました。

 

〔参加した研修生の主な感想〕
・子どもからお年寄りまでに対応するにあたって、安全を管理することについて多くを学ぶことができた。今後は、実施決定のタイミングや事故が起こった場合の対応などについて学びたい。
・スタッフとしての立場で考えなければならないことについて、非常に参考になった。

〔スタッフの感想・アドバイス〕
・研修生の学ぶ意欲を強く感じた。
・安全管理は転ばぬ先の杖だと思う。ハイキングにおいても、出発前の準備運動やペース配分、参加者の年齢を事前に把握しておくなどの注意が必要。

 当日の資料はコチラ: 安全管理マニュアルJPAの安全5ヶ条

2017/5/14(日) 第3回講座「自然を解説してみよう!」(なるかわ園地)

 なるかわ園地のらくらく登山道で第3回講座「自然を解説してみよう」を実施しました。午前は瓢箪山神社でいわれや辻占いの話を聞いた後、らくらくセンターハウスまで移動。センターハウスからグループに分かれて自然観察をしながら神津嶽休憩所のふれあい広場まで歩きました。途中、キリの木を始め季節の草花の話や、展望台では大阪平野の歴史などを聞き、お昼にふれあい広場に到着。午後は自分で自然解説をやってみるワークショップを実施。先輩レンジャーのアドバイスをもらいながらネタ探し。そして伝えたいことや解説のストーリーを 計画書にまとめ、いよいよ自分で自然を解説する時間です。グループに分かれ、交互に参加者と解説者の立場になって自然解説に挑戦しました。ほとんどの講座生が自然解説は初めてでしたが、自分なりの解説ができました。

 ふり返りでは、自然のことを知る喜びを感じた。もっと知りたくなった。そんな喜びを伝えたい。人にわかるように説明することの難しさを感じた。知識を伝えるだけでなく、自然の生き方や感動を伝えたい。発表する機会が多く度胸がついて来た。先輩も色々な経験を積んで色々な話ができるようになったと聞いて安心した。...などなど、皆さんより一層自然のことに興味を持ち、伝えたいと思うようになったようです。

 当日の資料: 自然を解説してみよう解説の計画事例

2017/4/22(土) 第2回講座「自然を見てみよう!」(むろいけ園地)

 屋外での実習は自然を見てみることから始まりました。四条畷神社下で葉っぱジャンケンでアイスブレイクをしてから、ルーペを使って木の葉っぱやタンポポの花を観察しました。初めて見る微小な世界に講座生の皆さん釘づけに。

むろいけ園地へはネイチャービンゴをしながらハイキング。意外とあると思ったものが中々見つかりません。でも大勢の目があると見つかるものです。

 

 午後は自然を色々な視点で見ると言うことで、ネイチャーゲームでカモフラージュをしたり、森の絵をかいてどんな森か想像したり、森に入って腐植の観察などをしました。ふり返りではルーペによる観察に感動した。ウラシマソウに会えてよかった。身近な自然に素晴らしさがある。五感で自然の面白さを感じることを学んだ。などなど、講座生にとって収穫の多い一日となりました。(当日の資料: 自然観察をしてみようセンスオブワンダーについて)

2017/4/9(日) 第1回講座「自然の大切さを考える」

        講座の様子
        講座の様子

 2017年度のパークレンジャー養成基研修を開講しました。午前は開講のオリエンテーションのあと、アイスブレイクで自己紹介をしたり自然のクイズで打ち解けをしました。
午後は第1回目の講座で自然の大切さを考えるワークショップです。皆さん最初はお互い遠慮していましたが、時間が経つにつれ慣れてきて活発に話し合いができるようになり、最後にグループのまとめを発表してもらいました。また「自然の大切さを伝えるために私の伝えたいこと」を書いてそれぞれの思いを表明していただきました。

 ふり返りでは「今まで自然の大切さを考えたことが無かったが、皆と話し合って色々な見方考え方があることが分かった」、「講座を通じて色々な刺激を受けた」、「今後も興味をもってやって行きたい」などの声がありました。

(当日の講座資料はコチラ)

自然の大切さの発表チャート

リンク

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