2019年パークレンジャ―養成基礎講座短信

2019/11/3(日)  第14回講座「ボランティアについて」と「終了式」JPA事務所

終了証を渡しました
終了証を渡しました

 最終回の講座はボランティアについてを実施。これから実際に活動をするにあたり、ボランティアの必要性や考え方を学びました。
 ボランティア活動の原則は人のため、社会のためにする行為ですが、

自身が楽しく、やりがいを感じなければ長く続けることはできません。

 

 ボランティア活動の秘訣は、自分が楽しいと思うことをできる範囲でやる。そしてその結果が世の中の役に立っていると考えることです。

 

 講座終了に当たり講座生の方からは次のようなふり返りの言葉をいたたきました。年代や職種を越えて多くの人と知り合い新たな価値観を得た。「センスオブワンダー」を読んで自然から生きる力をもらった。身近にフィールドを持って活動したいと思っていたので今後イベントや調査に参加したい。講座ではあらためて自然と触れ合い自然について考える機会を与えてもらった。

講座を通じて自然のことやイベントの主催・運営・危険予知や救急法など幅広く学べてよかった。子ども向けのイベントなど独自に企画してみたい。ボランティアは自分のためにする。楽しく長く続けられるように仲間を大切にしてやれる範囲で頑張ろうと思う。講座を受講して自然の奥深さを感じた。イベントをするにあたり、念入りな下見、計画を立てることの重要性が分かった。ボランティア活動の意義、講座では学ぶことが多かった。講座終了と言うより今後学んでいくことが増えた。...など。長期の講座お疲れ様でした。

 これからの活躍を期待しています。(2019/11/4講座事務局)

当日の資料: ボランティアについてこれからも学ぶ 

2019/10/20(日)  第13回講座「催しをやって見る」くろんど園地

講座生の皆さんと講座スタッフ
講座生の皆さんと講座スタッフ

 「催しをやって見る」の講座では、交野わんぱく村の子どもたちにゲストティーチャーとして3つのアクティビティーを実施しました。

 約80人の参加者が3班に分かれて丸太切り、カモフラージュ、ドングリクラフトの会場を順に回って自然の体験をしてもらいました。

 

 催し実施に当たっては、9月より講座生でどんなことをするか打合せして計画書とチラシ作り、先方との調整と材料準備、下見をして本番実施に臨みました。

 ふり返りでは、参加した子どもたちの笑顔が最高だった。皆で話し合い準備をして良い結果が出た。下見の大切さが良く分かった。安全の話をするのを忘れた。今後子どもたちに楽しいイベントを企画したいと思う。など..催しの実施を体験して、協力することの大切さ、下見の大切さなどとともに、やりがいがあるなど、多くの気づきを得ることができました。 

 

 ここで今回参加された講座生より一言・・・。  

 秋晴れの下、くろんど園地で養成基礎講座の総仕上げである「催しをやってみる」が実施されました。講座生がゲストティチャーとして交野わんぱく村の子どもたち約80人に三つのアクティビティを体験してもらいました。

 これまで指導していただいたことを基に、催しの計画から実施までを 27期の講座生が知恵と力を合わせてチャレンジしました。

子ども達が十分楽しんでくれたかどうか、見習いレンジャーとしては不安がありますが、それぞれのアクティビティに笑顔で参加してくれ、私たちも元気と充実感をいただきました。さらに初体験のカートンドックと焼き芋もいただき私たちは心もお腹も満足させていただきました。

 

 今回の講座で実施当日の活動はもちろん大切ですが、実施に至るまでの十分な打ち合わせや下見、必要な品物の用意など事前の計画と準備の大切さを改めて実感しました。

諸先輩方からご指導をいただきながらイベントを実施できたことに感謝し、今後、パークレンジャーとして活動していくための自身を与えていただいた講座となりました。(M.T.)

2019/10/14(月祝)  第12回講座「催しの下見」くろんど園地

 10/20(日)実施の交野わんぱく村ゲストティーチャーの下見をしました。
時々小雨が降る一日でしたが、会場確認で三つのアクティビティーの場所を決め、クラフトの準備、当日の進行の打合せと安全確認などをしました。

2019/9/29(日)  第11回講座「ネイチャーゲーム」私市植物園

受講者の皆さん
受講者の皆さん

私市植物園でネイチャーゲームの講座を実施しました。

午前中は、実際のイベントで使えるアイスブレイクゲームで自己紹介をするゲームをした後、私は誰でしょうや自然を味わうゲームをしました。 

 午後はゲームを通じて自然のことを伝える例で「カモフラージュ」と「ごちそうはどこだ」を実施。

 

 私は誰でしょうでは、中々自分が何か言い当てられなかったり、カモフラージュでは隠れたアイテムを探し切れませんでしたが、受講者の皆さん、ネイチャーゲームの楽しさを味わうとともに、野外ゲームを通じて色々な自然が伝えられることを学びました。当日の資料はコチラ 

 ここで今回参加されたレンジャーより一言・・・。  

 今回の研修では、「カモフラージュ」や「私は誰でしょう」等の野外ゲームを研修生の方々と一緒に自然を学びながら楽しいひと時を過ごす事が出来ました。スタッフの皆さま有難うございました。

(昨年の研修を思い出しながら)初心に戻った様にゲームを楽しむ事が出来たのですが、「カモフラージュ」では隠れた人工物を半分も見つけられず、集中力の衰えを実感すると同時に、やはり去年「わんぱく村」で見たゲームに熱中する子供たちの眼差しは『凄い!』と痛感しました。

 

 一方、研修を通じて自らの知識や技術を研鑚していくという事も大事ですが、これから各種イベントを開催するに当たっては多数の方が参加しやすい「子ども目線」での企画を実施する方がもっと大事であろうと考えさせられました。JPAは「自然の大切さを伝える」ことを目的としているが誰に伝えるか私の中では不明瞭であったが、今更ながら次世代=子供たちに伝えるという事で得心しました。

 

 この様に研修を受けながらも単なる「犀の角」の如くになってはいけないと本格的な秋迫る晴天のもと太古の森で沈思黙考していました。

(26期T.S.)

2019/9/8(日)  第10回講座「森林整備体験」くろんど園地 人工林

 くろんど園地の人工林で「森林整備体験」を行いました。

 午前は座学(里山、道具・安全、伐倒の基礎知識、ロープワーク)を

聞いていただきました。

 午後はスタッフによる伐倒の実践指導を行い、その後、3班に分けて1本ずつでしたが、伐倒を行いました。枝払、玉切、皮むきもおこない、イベント用の丸太も数本確保することができました。
 はじめての体験の方も多く、暑い中の作業でありましたが、森の中の作業は、新鮮でもあり、充実したと思います。

 当日の資料:里山について森林整備補助資料伐木作業の安全対策

 ここで今回参加された講座生より一言・・・。  

 今回は講座始まって以来の重装備でした。

ヘルメットにカラーベストを着用し革手袋やゴーグルを持参、腰の作業ベルトにはノコギリと剪定ハサミをぶら下げたガンマンの様な格好で出発です。

 午前中は講義でした。自然に任せておくと常緑樹の台頭で暗い森になってしまう。暗い森を人の手で手入れすることで明るい森になり、生物多様性が維持されることを学びました。

そして具体的に明るい森にするための伐木作業の進め方です。ロープの結び方から始まり、安全に伐倒するためのノコギリの切り方、避難準備、注意を促すための笛の吹き方などを教わりました。

そしていよいよ午後に伐木作業の実施です。3班に分かれて直径20cm×高さ15mほどのヒノキを倒します。教わった通り安全な伐倒方向を設定、緊張しながら笛を吹きノコギリを引きます。

 

 いよいよ倒木というところで想定外の事態が。上の方の枝が近隣の枝と絡まって倒れてきません。そこからが悪戦苦闘でした。引き倒すロープの方向を変えたり、根元の幹の部分をテコを使ってずらしたり、最後はスタッフの方にも手伝ってもらって綱引きの要領でようやく引き倒した時には、思わずメンバー全員で拍手してました。当日の最高気温は33度、汗びっしょりでしたが、充実感に包まれた一日でした。(H.Y. )

2019/8/18(日)  第9回講座「ネイチャークラフトに挑戦」むろいけ森の工作館

 猛暑でしたが、むろいけ園地森の工作館でネイチャークラフトの講座を実施しました。木の小枝や色々な木の実などに触れ、自分の感性で物を想像して何かを創造する体験をしてもらいました。

 
 いずれは朽ちて行く自然材料ですが、色々な自然素材があることを知り、形を変えたものを作る面白さの中にも自然の大切さを伝える一面があることを学びました。 

 ここで今回参加された講座生より一言・・・。  

 今日の講座は”ネイチャークラフトに挑戦“でした。 

道具の使い方を教えていただき、丸太切り、自然素材を使ってのクラフト、大人が作る子ども心、まぁそれなりに・・・。

 クラフトイベントはただ単に自然素材で作品を作る事だけでなく、自然素材に触れるから始まり、自然を感じ、自然に関心を持ち、自然について考える等々を目的としているイベントであると知りました。更に材料収集、保存、企画、準備等大変な一面もある事も知りました。

 

 クラフトを通じて「自然の大切さを」どう伝えるかが今回の講座の課題でした。これまで講座を通じて色々な事を学ばさせいただき毎回楽しく受講させていただいていました。が、しかし講座を重ねる度にパークレンジャーの活動の奥の深さを感じます。色々な人が参加できるイベントスタッフになれる様これからも学んでいきたいと思います。(Y.T.)

2019/8/4(日)  第8回講座「催しの企画と募集チラシ」大阪ボランティアセンター

 パークレンジャーの催し活動は、自分の自然や環境に対する思いを形にしていく活動です。

この講座では、催しの企画に必要な要素をワークショップを通じて学びました。 

 自分の思いを企画シートに書き出していくと、具体的な催しの形が見えてきます。

 

 募集チラシの作り方では、催しタイトルやキャッチコピーを考えるワークを

交え、チラシのレイアウトの仕方などを学び、自分が企画した催しの募集チラシを作って発表しました。

できた企画シートとチラシはコチラ:企画の要素WS募集チラシWS

当日の資料: 催しの企画募集チラシの作り方

 ここで今回参加された講座生より一言・・・。  

 パークレンジャーが催しを企画する目的は何か?というところから今回の講座が始まり、あらためてパークレンジャー協会のホームぺージの冒頭に掲げられている「私たちの思い」を参加者一同確認しました。そこに書かれている、自然環境への危機感を背景に、自然を大切にする人の輪を広げていこうという思いは、今日のSDGs(持続可能な開発目標)、ESD(持続可能な開発のための教育)と同じく、全人類に共通した大きな課題だと思いました。 

 しかし、いきなり「環境のために行動しろ」といわれても「なんでやねん」と返されるのがオチかもしれません。なので、まずは自然の中で遊ぶこと、歌うこと、酒を飲むこと(!?)を楽しんで、「自然の中の自分」に気づき、感じることが大事なんだと思います。    

 

 そんな機会を創出する企画の立て方、多くの人が参加できるチラシづくりのノウハウを学ばせていただきました。(Y.I.)

2019/7月   第7回講座 実践研修 「催しに参加してみる」

 アジサイハイキング、作って見よう! 水てっぽう、石窯ピザ作りの催しに 参加しました。

2019/6/23(日)  第6回講座「救急法II 応急手当」大阪府立図書館

参加者の皆さん
参加者の皆さん

 講座生9人、在期レンジャー13人合同で救急法II(応急手当)の講座を実施しました。

 講師の軽妙なアイスブレイクで始まり、応急手当の基本を聞いた後、傷病者の反応の確認や回復体位にする練習をしました。 

 昼食をはさみ止血法や三角巾による包帯法、そしてレジャーシートを用いた搬送の実習をしました。

 

 応急手当は野外活動での怪我発生時に備え、いつでも対応できるようにしておくことが必要です。ふり返りでは講座生の皆さんから、分かり易く実践的な講習だった。繰り返しの訓練が必要だと思った(毎年受講したい)。三角巾が色々な用途に使えることが分かった。日常的にも役立てたい。搬送作業ではチームワークとリーダーシップが必要だと思った。傷病者への大丈夫の声掛けが必要だと思う。自分も助けてもらったことがあるので何かあったら助けてあげたいと思う...など、多くの気づきがありました。
当日の資料: 応急手当の基本、日赤冊子「救急法の基礎知識」参照

 ここで今回参加された講座生より一言・・・。  

 今回の講座は救急法2回目ということで、怪我の応急手当の方法を学びました。実際に上手くできるかな。という私の不安をかき消すように講師の方の軽妙なトークで講習は進み、止血法や骨折の手当、回復体位、三角巾の使い方等々野外活動だけでなく、普段の生活や災害時でも役に立つような実践的な内容でした。

 三角巾は始めどう使うのかわかりませんでしたが、頭や手足を怪我した際の包帯の巻き方、腕の吊り方、捻挫時の固定の仕方、はたまた靴底が外れた際の括り方などを習い大活躍。傷病者の搬送ではチームワークの大切さリーダーの適格な判断と誘導の重要性を理解できたいへん盛沢山の講習でした。大方の講習では3時間という時間内に終える為に端折るところを本講習では時間をかけてひとり一人丁寧に指導して頂いたり、受講生同士で教え合うことができたため、終始和やかな雰囲気の中で学ぶことができ、座学だけではわかり難いところも理解できたところが良かったと感じました。

 私たちは、いつ、どこで、突然のけがや病気におそわれるかわかりません。それ故傷病者が発生した場合、その場に居合わせた人が怪我を悪化させない適切な応急手当ができることが重要であると実感しました。

園地では救急隊が到着するまでなお更時間がかかることが想像に難くありません。これからも定期的に救命講習を受講して、繰り返し正しい知識と技術を身に付けていきたいと思いました。(H.S.)  

2019/6/9(日)  第5回講座「野外活動の安全管理」むろいけ園地

ハイキングの安全管理ワークショップ
ハイキングの安全管理ワークショップ

 

 JR四条畷駅~むろいけ園地を歩いて「野外活動の安全管理」の講座を実施しました。

 

 自然の中には色々な危険があります。そして人が行動することによって様々な危険が生まれます。
 この講座では、ハイキングの催しを想定してフィールド・参加者・スタッフの三要素についてどんな配慮が必要なのかをワークショップ形式で考えて発表し、講師から野外活動の安全管理の考え方、ボランティアの責任、危険の予知と対策、そして万一の時に備えて救急法の訓練ががあることなどの話を聞き、安全管理の大切さを学びました。
 ふり返りでは、「事故は起こるものと考える」と言うことは思ってもみなかった。下見が重要なことが良く分かった。配慮するべきことが多岐にわたることが分かった。過去の事例に学んで安全管理マニュアルができていることに気付いた。催しのまとめ役は大変だと思った...等のコメントがありました。

当日の資料: 野外活動の安全管理里山の危険動植物安全管理マニュアル 

 

 ここで今回参加された講座生より一言・・・。

 今こうやってこの講座を受講しているこの企画(野外活動の安全管理)も入念に打ち合わされた会議と事前の実地踏査(下見)の賜かと思うと

改めてパークレンジャーのスタッフの皆様に頭が下がる思いです。

  私は今日、むろいけ園地に初めて行きましたが、この講座がなければ行くことはなかったと思います。しかし、できれば娘が小さかった頃に家族で遊びに来たかったと思いました。それもパークレンジャーのガイド付きで。でも、その頃はまだなかったですかねぇ。

 また、この活動がさまざまな人たちの協力によって成り立っているのをひしひしと感じた講座でした。

 

 じわじわと暑くなりかけたかと思うと、心地よい森の風がすうーっとやってきて歩いていても非常に快適な一日でした。

 そのような心地よいイベントを開催できるよう安心・安全に配意し、心身共にトレーニングしていこうと思っています。(G.M)

2019/5/26  第4回講座「救急法I」生野区民センター

人形を使った心肺蘇生
人形を使った心肺蘇生

 日赤に講師をお願いして救急法Iの講座を実施しました。今回は講座生と在期生も参加して総勢21名の合同講習会です。

 午前中は救急救命の基本的な考え方や救命の流れの話を聞き、人形を使って人工呼吸を練習、午後は胸骨圧迫とAEDの扱いを学んでから、グループに分かれて、それぞれ順に役割を交代して心肺蘇生とAEDの連携

訓練をしました。

 ふり返りでは、初めて講習を受けた。実践的な内容でとてもためになった。実際の現場で思うように行動できるか心配。何度も繰り返しの訓練が必要だと思う。現場に遭遇したら勇気をもって行動したい...など。色々な気付きがあった一日となりました。 

 ここで今回参加された講座生より一言・・・。

 心肺蘇生法とAEDは、人の命に直結したとても重要な一次救命処置であり時間との闘いといえる。第一発見者の迅速で適切な対応が倒れた人のその後の後遺症の重さ、軽さにもかかわると聞き身の引き締まる思いでした。救命の連鎖で心停止の予防から、早期認識の通報、心肺蘇生とAED、救急隊に渡すまでの役割を交代で練習したが、先生の指導のもとでも上手くいかなかったこともあり、これが実際に生身の人間を目の前にして、「私できます!」と手をあげることができるかとても不安になりました。

 しかし、市民が市民を救うため、又自分の家族だったらどうするのか考えて欲しいとのお話に、もしその場に居合わせたときは、慌てることなく協力者を求め、119番通報、AEDの手配、呼吸の確認、胸骨圧迫と人工呼吸の流れにそって落ち着いて出来るよう何回も受講したいと思いました。

 受講の中でちょっと違う場面を想定されたら、あたふたとした自分がいて咄嗟の判断力もやしなわなくてはと思いました。

できればそんな場面に遭遇することがないことを願いつつ。(S.K.)

2019/5/12  第3回講座「自然を解説してみよう!」くろんど園地

 くろんど園地で「自然を解説してみよう」を実施しました。

私市駅から少し歩いた森の広場でアイスブレイクをしてから3チームに分かれて自然観察をしながらスイレン池ログハウス経由でキャンプ場まで行き、午後自然解説の座学の後、各自テーマを決めて解説の計画書を作り自然解説に挑戦。

 講座生の皆さん、森の働きやや自然の音、昆虫や植物の生き方等をテーマにして解説していました。

 ふり返りでは、身近なところに良い自然があることに気付いた。森には色々な生き物が色々な役目を果たしていることを実感した。植物の子孫を残すための戦略が分かった。アイスブレイクゲームは毎回面白い。自然に対する色々な知識を増やしたいと思うようになった。面白い感動を伝えられる話し手になりたい。など多くの気づきや思いを語っていただきました。

当日の資料:自然を解説してみようプログラム計画シート計画シート事例

 ここで今回参加された講座生より一言・・・。

 2回目の屋外研修は「くろんど園地」でしたが、前回の「ほしだ園地」とは違う良さがありました。植物だけでなく、せせらぎや、岩や花コウ岩の断崖の起伏に富むコースで地形のおもしろさを感じました。

 今回は「インタープリテーション−自然解説をしてみよう−」という、各自自然の中から解説アイテムを見つけて自然解説の方法を学びました。

いざ自分がしてみると、緊張して棒読みになってしまったり、伝えたいことをうまく伝えられないもどかしさを感じました。

 現代はネットで知識は簡単に得ることができますが、本当の自然のおもしろさは実地に行って感じることには勝りません。植物の不思議な生態、人工的には決して作ることができない地形を見たときの感動をもっと伝えられるようになりたいです。

 解説する対象は大人から子どもまでさまざま。手法も相手に合わせて試行錯誤しなければなりません。今後も研修に参加して学んでいきたいと思います。「慣れや場数」も必要とのこと。焦らず頑張ります。

そして先輩パークレンジャーの思いがけない自家製窯焼きナンとキーマカレーの試食。普段はコンビニ弁当ばかりの一人暮らしの男にはごちそうでした!こういうサプライズは大歓迎です(笑)(Y.M) 

2019/4/21 第2回講座「自然を見てみよう!」ほしだ園地

 私市からほしだ園地を歩いて自然の観察をしました。

 先ず星の里いわふねで葉っぱジャンケンで色々な植物の葉を見たり、小さな花の野草をルーペで観察したり、森に入って腐葉層の観察をしました。園地までは五感で自然を探すネイチャービンゴをしながら歩きました。何気なく歩くと気が付かないものが、感覚を澄まして皆で探すと次々と見つけることができます。
 

 ピトンの小屋で昼食をして、星のブランコでは森全体を眺めてほしだの森がどんな森かをまとめて発表してもらいました。展望台での眺めを楽しんだ後、八ツ橋でタンポポ調査の説明や、自然観察のまとめの話を聞いて講座を修了しました。
 ふり返りでは、自然観察の楽しさや身近なところで自然観察ができること。

見方を変えると色々な自然があることが分かった。単に知識として知るだけでなく、体感すると良く分かるようになる...。などのコメントがありました。
※当日の資料等:自然観察についてネイチャービンゴ森を眺めるWS

                      補足資料

 ここで今回参加された講座生より一言・・・。

 初めての屋外研修でした。

自然の物を観察しながらのネイチャーゲーム。お題は、ムラサキ色の花、自然の音、実をつけた木、毒のあるもの、野鳥の声、等々…

その中で「ネバネバしたもの」と言うのがあり、歩きながら探して行くとモチツツジの花がありました。私は初めて見る花で、触ると本当にベタベタしていてアリが貼り付いていました。虫の攻撃から身を守る役割りがあるようです。

 森林の中を目、耳、鼻、舌、皮膚の五官で感じながら、自然に親しむ事が出来ました。ここで私が経験、体験した事を子供達にも経験してもらい、一緒になって発見、感動を味わい、自然の素晴らしさを伝えて行きたいと思います。(M.F)

2019/4/14 第1回講座「自然の大切さを考えるワークショップ」

開講式のあとアイスブレイクで自己紹介
開講式のあとアイスブレイクで自己紹介

 2019年度のパークレンジャー養成基礎研修が始まりました。

 午前中開講式・オリエンテーションの後、受講生の皆さん初対面と言うことで、アイスブレイクゲーㇺでお互いを紹介し合い緊張をほぐしました。 

 午後は第一回講座で「自然の大切さを考えるワークショップ」を実施。グループワークで自然とは何かを考えたり、なぜ自然は大切なのかを話し合ってチャートにまとめて発表。

 最後に自分の思いとして「自然を大切にするために私の伝えたいこと」を考えて発表してもらい講座を終わりました。

 ふり返りでは、今まで自然とは何か? なぜ自然が大切なのか? 考えたこともなかった。自然は色々な生き物がつながって存在すること。人も自然の一部であるということを再認識した。多くの人と話をすることができて良かった..。などのコメントがありました。
※当日の資料 自然の大切さ自然を大切にするために私の伝えたいこと

 ここで今回参加された講座生より一言・・・。

  私たち人間は自然からあらゆるものを学んできました。国語、理科、社会、音楽、芸術、趣味の世界、そして多様な物の見方…など。

 私が印象に残ったことは『人も自然の一部分』ということでした。あたかも人間は地球環境を壊しかねない危惧がある一方、これからも自然の一部分として発展、存続していくために、何一つ欠けたら成り立たないこの大自然のなかで、生き物の一部として共存共栄していくことの大切さを感じました。そして何より、ありのままの自然を感じて体得することることによって、次の世代へ自然の大切さを継承していくことが重要だと思いました。

 素晴らしい仲間とともに、これから自然の有り難さを勉強し、知る、伝える、行動するで、益々がんばりたいと、そして楽しみたいと思います。(M.S.)

リンク

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ほしだ園地

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