くろんど園地を散策していると葉の上などで2cmくらいのスリムなハエのような昆虫に出会います。マガリケムシヒキというムシヒキアブの仲間です(写真1)。ムシヒキアブの仲間は肉食性で、他の虫を間引くアブということでムシヒキアブという名前になったようです。食事風景は以前のコラムでも紹介したのでそちらを参考にしてください。今回はくろんど園地でもよく見ることができるマガリケムシヒキについて紹介します。

ハエ目ムシヒキアブ科の昆虫で、小型の昆虫を捕まえて口吻で体液を吸います。名ハンターということですが、狩りをするところをまだ目撃していないので、いつか自分の目でも確認してみたいです。また、名前に”マガリケ”とついていますが頭の後ろの毛が不自然に前に曲がっているからついた名前だそうです(写真2)。でも、目視では毛の様子までわかりませんね。
ちなみに写真1はメスで写真3はオスのマガリケムシヒキです。どこが異なるかわかるでしょうか。お腹の先にある交尾器の形が違います。オスの方は丸いお尻でメスの方は尖っています。交尾中の写真がないので参考のURLを下記に示しておきますが、何か窮屈そうにつながっていますね。
マガリケムシヒキは北海道から九州で見られ、くろんど園地でも4月頃から9月頃までと長期間出会うことができます。肉食のムシヒキアブは生態系ピラミッドのバランス調整の役目を担っているので、葉の上などでハエなどを間引いている姿を見つけてみてください。
(2026/5/7 大西)
【2026/5/15追加】
交尾シーンが撮れたので追加します。